酵素とは何か?
酵素は体にいいと聞いていても、そもそも「酵素」とは何なのか?
よくわかりませんよね。
ここでは、酵素とはいったい何なのか、というお話をします。
まず、「酵素」というと、何を想像しますか?
私は一昔前のCM「酵素パワーのトーップ!!!」という洗剤の宣伝を思いだします。
これこれ!懐かしいですね。
昔は洗剤って粉でしたよね? 洗濯機の中で洗剤が固まる・・・そんな覚えがあります。
「洗う力がたくましい」というサブタイトルは今知りました^^;。
あと思いつくのは、パパウォッシュ
粉の洗顔料で、パイナップルの酵素が肌の汚れを取るという触れ込み。
どちらも「汚れを落とす」という事に特化していますね。
これは、タンパク質を分解する酵素が配合されているからです。
でも、酵素の種類ってもちろん他にもあります。
実は何千種類とあるといわれています。
しかし、人の体内に関係する酵素となると、トップやパパウォッシュは全然関係なくなります。
酵素は大きく分けると3種類
酵素は大きく分けると3種類に分類されます。
「食物酵素」「消化酵素」「代謝酵素」
それぞれ見ていきましょう。
食物酵素
食べ物の中に入っている酵素です。
生の野菜・生の果物・刺身・発酵食品(納豆・味噌)
お寿司はいくらたらふく食べても胃もたれせず、すぐにお腹がすくというイメージがありませんか。
これは、お刺身に食物酵素が入っているためです。
しかし、これはもともと人の体内にあるわけではありません。
重要なのはこれからお話する「消化酵素」と「代謝酵素」です。
消化酵素
消化酵素とは、食べたものが消化しやすいようにしてくれる酵素のこと。
つまり、人の体内にある酵素です。
食べたものは結構大きいのでそのままでは、胃腸で吸収できません。
それを吸収しやすいように分解してくれるのが消化酵素です。
代謝酵素
これも人の体内にある酵素です。
消化酵素で食べたものが消化され、体内でエネルギーに変わったら、今度はそれを体内で働くのが代謝酵素。
では少し話がそれますが、代謝とは具体的に何なのか?
代謝とは
ここでいう代謝とは以下のことになります。
1:エネルギーの消費
私たち人間は何もしていなくても、エネルギーを消費しています。
あんまり意識していませんが、ずーっと寝ていても、ボーっと座っていても、ある程度のエネルギーは使っているのですね。
聞いたことがあると思いますがこれが「基礎代謝」です。
という事は、基礎代謝が高い人は、特に運動していなくても太りにくくなります。
素晴らしい話ですね。
そして、1日の消費エネルギーのうち6割が基礎代謝と言われています(結構あるわね!)
「もぉね~、歳取ったら水飲んでも太るわよ~ぅ」
というおばちゃんのセリフ、どっかで誰かが言ってるのを聞いた事ありませんか?(うちの場合、母が言ってます)
これは、基礎代謝が落ちているからです。(ってかゴロゴロしてっからだろという話もありますが)
では基礎代謝を上げるにはどうするか。
適度に筋肉量を増やし(つまり運動する)、そして意識的に酵素を取り入れて「代謝酵素」を増やすことが必要なのです。
2:毒物を排出する(いわゆるデトックス)
体内には知らず知らずのうちに、毒物を取り込んでしまっています。
添加物や加工食品、輸入食品やジャンクフード・・・
しかし、いちいち「これ何が入っていのかしら?」と確認して食べ物を選ぶのは面倒じゃありませんか?
あ、面倒じゃない?^^;
面倒じゃない方は調べていただくことにして、私は面倒です(きっぱり)
なので、意識せずに取り込んでしまった毒物は、「基礎代謝」をあげて体外に排出するように心掛けましょう。
3:免疫力を向上させる
免疫力が下がっていると、風邪をひきやすくなったり、病気にかかりやすくなります。
外部からの病原菌や、体内にできてしまった悪さをする細胞を除去するのが免疫力。
一説によりと、体温が1度下がると免疫力が30%下がると言われています。
最近よく聞く「低体温」とは平熱が36度以下の事を差します。
これは、筋肉量が減っているのが主な原因とも言われています。
先ほどの「基礎代謝」でもお話しましたが、
筋肉量が減る=基礎代謝が下がる=低体温になる=免疫力が下がる
という図式が出来てしまうのは想像できるでしょう。
これは「代謝が出来てない」という事になりますね。
4.細胞を再生する
そして「代謝」の意味の最後は「細胞を再生する」
人の血液は約40日間ですべて入れ替わると言われています。これは細胞が再生しているから。
この細胞の再生がうまくなされないと、老ける・体調が悪くなるなどのいわゆる「老化現象」が出てきます。
代謝を上げればこの憎い「老化現象」も少し遅らせることは可能です。
そして、ここで残念なお話が・・・
食べたものを消化するための「消化酵素」で酵素を使いすぎると、実は代謝酵素にまで酵素がまわりません。
酵素の量は決まっている
つまり、酵素の量は決まっていて、それを食べすぎたら消化酵素に回して、風邪などひいて体調が悪くなったら、代謝酵素に回すという事をしています。
残念な話だわ。
という事は・・・・
できるだけ「消化酵素」に使う酵素を減らして「代謝酵素」に酵素を使うようにすると、健康になります。
健康だけではなく、肌がキレイになったり、痩せやすくなります。
つまり、肉だのジャンクフードだの、お菓子だのを大量に食べないこと。
肉は消化酵素を大量に使います。無駄遣い!
では具体的にどうしましょうか。
酵素の多い食べ物を取るのがいいですね。
毎日の食事の中で取る酵素の量が少なければ当然、少ない量の中から「消化酵素」と「代謝酵素」に振り分けなければいけなくなります。
ではここで、どんな食べ物に酵素がたくさん入っているのかお話しますね。
発酵食品
発酵の「酵」は酵素の「酵」です。
字の通り、生の食材を発酵することで酵素が入っている食べ物です。
私たち日本人には身近な「味噌」「醤油」「納豆」はもちろん、「キムチ」「ヨーグルト」「ウーロン茶」などもすべて発酵してできているものです。
おススメの発酵食品
大豆を麹菌で発酵させる味噌
発酵するときに、大豆の中のタンパク質がアミノ酸に分解されるため、酵素を効率良く吸収することができます。
酵素は熱に弱いため、味噌汁にする際は火を止めた後に味噌を入れるようにするのがお勧めです。
ぬか漬け
生野菜を使うため、本来もっている野菜の酵素にプラスして、発酵するために、乳酸菌や酵母の作用によって酵素を多く含んでいます。
そのため、栄養の分解と吸収の効率をアップしてくれます。
また、ぬか漬けは、「ぬか床」内のビタミンやミネラルなども吸収していますので、非常にお勧めの食品です。
とか言ってる私はぬか漬けは苦手です^^;
生野菜・果物
酵素は加熱すると壊れてしまいます。
そのため、野菜はできるだけ生で取るようにしたほうがいいでしょう。
食事の際に、一番最初に「生野菜」を食べておくことで、消化酵素を分泌してくれやすくなります。
また、生野菜は切ったそばから食物酵素が失われていきます。
そのため、カット野菜を買うのではなく、まるごとそのままの野菜を自宅で切るのがいいでしょう。
そして、生野菜の酵素を手っ取り早く体に入れる方法がこれ!
すりおろす!!!!
野菜はすりおろすことで酵素が3倍になるのです!!!
果物や野菜は、そのまま食べると細胞の「外」の酵素しか身体に取り入れる事ができないと言われています。
しかし、すりおろすことで野菜の細胞膜が壊れて、野菜の中に閉じ込められていた酵素が一気にあふれ出てきます。
そして野菜や果物は皮ごと召し上がれ。
だって皮に酵素がたくさんあるのだもの。
あ、なんだか口調がおかしくなってきたわ・・・すみません。長く書きすぎね^^;
すりおろすのでさえ面倒な人は、お金をだして、低速ジューサーを購入しましょう。
価格は10,000円~30,000円ほどです
普通のジューサーだと酵素がブチ壊れてしまうので、スロージューサーあるいは低速ジューサー(同じことだけど)だと酵素が壊れずにジュースが作れます。
そういう私は、ジューサーは手入れが面倒なAB型だから、すりおろすことにしています。高いし。
そして、自分で酵素ジュースを作るという手もあります。
手作り酵素ジュースの作り方
思ってるより簡単に作れます。
野菜を使うとまずく(臭く)なるので、最初はフルーツで作ることをお勧めします。
手作り酵素ジュースの作り方はこちら!
さて、長々と書きましたが、どうでしょうか。
酵素とは何なのか。
身体に良さげなものという事はお分かりいただけたかと。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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